アメリカ大統領選挙
4年に1度、オリンピックの開催される年はアメリカ合衆国の大統領選挙の年でもあります。
実際の選挙は11月で、現在は共和党と民主党の候補者選びで盛り上がってるわけなのですが、
この大統領選挙の仕組み、よくわからない人も多いと思うので、今回は大統領選挙について話をしていきましょう。
初めに・・・そもそも大統領選挙に出馬するためには、どんな資格が必要なのでしょうか?
合衆国憲法第2条には、「アメリカで生まれた、生まれつきの合衆国民であること」「「年齢は35歳以上で、かつ14年以上アメリカに住む市民であること」と規定されています。
だから、私、山本は、これからアメリカに移住しても、日本生まれである以上、生涯アメリカの大統領にはなれない、というか候補者にすらなれない、ということなのですね。(←「あたりまえだろ!」というツッコミ)
それでは、大統領選挙はどのようなスケジュールで行われていくのかを見ていきましょう。
約1年5ヶ月にも及ぶ大統領選挙のスタートは、選挙前年の8月ごろです。このころに、候補者は立候補を表明し、選挙に必要な支持と資金集めにとりかかります。
選挙の年を迎えると、2月から各州の予備選挙(Primary)と党員集会(Caucus)が始まります。
この予備選挙は、共和党と民主党の候補者を選ぶための選挙で、文字通り“予選”なのです。
いま民主党の候補者をめぐって、ヒラリー・クリントンとバラク・オバマがデットヒートを繰り広げているのがこの予備選挙です。
また予備選挙は、有権者が、選挙前に投票する候補者を宣言している代議員を選出する間接選挙で、代議員は各候補の支持者、支援団体の代表者などからなっており、その人数は人口比例に応じて、各州に割り当てられています。
6月までに予備選挙・党員集会も全州で終わり、選出された代議員は、非政権党(今回は民主党)では7月、政権党(今回は共和党)では8月に開催される両党の全国党大会に出席して、そこで、過半数の支持を獲得した候補者が党の大統領候補に指名される、というわけなのです。
選出された大統領候補は全国党大会中に副大統領候補を指名し、本選挙に臨むことになります。
大統領予備選挙の中でも、その日にそれぞれ多くの州で予備選挙が行われる2月の同時選挙日(ジュニア・チューズデー、最近はスーパー・チューズデーとよばれる。)と3月の同時選挙日(スーパー・チューズデー)は、大きく注目されており、多くの場合、スーパー・チューズデーによって党の大統領候補が事実上決定しています。
全国党大会が終わると、両党の候補者どうしが戦う後半戦に突入します。
全米を遊説してまわり、テレビCMでの支持も訴えます。10月にはテレビ討論が実施され、この頃には大詰めとなってきます。そして大統領本選挙の日を迎えるのです。
本選挙の日は11月の第1月曜日の次の火曜日と決まっています。
この選挙も、予備選挙と同様に、選挙人選出のための選挙です。州ごとに選挙人の数が決められていて、各州で優勢の候補者がその数を総取りする、という方法なのです。
選挙人は全米で538人存在しているので、その過半数の270人を獲得した方の候補者が、その選挙人による最終投票後大統領となり、翌年の1月6日にワシントンDCの連邦上下両院合同会議の場で正式に大統領となるのです。
そして最後の仕上げが1月20日の大統領宣誓式、この宣誓式を終え、そのままホワイトハウスへとつながるペンシルヴァニア通りをパレードして、大統領官邸“ホワイトハウス”へと入るというわけなのです。
ここまで見てきたように、アメリカの大統領選挙は実質的には直接選挙のように見えて、形式的には間接選挙なのが大きな特徴で、そこに民主主義のリーダーを自負する合衆国の矛盾が現れているのではと私は考えています。
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