FF金利ってどんな金利?
日経新聞2008年2月16日(土)の7面を見ると、米国連邦準備理事会(FRB ; Federal Reserve Board)のバーナンキ議長は14日、上院銀行委員会で、経済見通しが悪化しているとの認識を示しました。
これに関連して、現在3%の政策金利(FF金利)をさらに追加で利下げする可能性を示唆した、と報じられています。
なお、FF金利の「FF」は、「フェデラル・ファンド」の略です。
ここでワンポイント知識です。
アメリカの連邦準備加盟銀行は、中央銀行である連邦準備銀行に預金残高の一定割合を預け入れることが義務付けられています。
もしも資金額が不足している時などには、余裕のある銀行から短期市場で資金調達しますが、そのさいにかかる金利のことをフェデラル・ファンド金利(FF金利・FFレート)というのです。
日本におけるコール市場の金利に相当するものですね。
景気が悪くなってくると、資金需要は弱まりますから、資金がだぶつきやすくなり、FF金利は下がりやすくなります。
反対に、景気が良くなって資金需要が旺盛になってくると、資金が足りなくなりFF金利は上がる傾向にあるのです。
連邦準備銀行の連邦準備制度理事会(FRB)は、FF金利の目標を誘導することで金融市場における資金の需給調節を行います。
米国のFF金利は、同時多発テロ後の2003年には、1.0%になりましたが、その後回復し、2006年6月に5.25%まで戻りました。
しかし、サブプライム問題で、2007年9月に0.5%引き下げられてからは、たびたびFF金利が追加で引き下げられ、現在では3%の水準になっているのです。
金利政策のいかんで、日本経済に影響を及ぼすアメリカ経済の行く末も変わってきます。今後、注目していきたいところですね。
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