円高、円安の基礎知識
今回は、「いまさら聞けない、為替相場の入門知識」を取り上げます。
円高、円安というのは、変動相場制を前提としたときに出てくる話ですね。
たとえば、海外の商品を買うために、
アメリカの通過で10ドルが必要になったとしましょう。
去年ならば、だいたい1ドルを買うのに110円くらい必要でしたから、
10ドル×110円=1100円の日本円を用意することになったはずです。
これが、今年に入って1ドルの値段が100円に変動したならば、
10ドル×100円=1000円の日本円で買い物ができることになります。
この場合、「1ドル=110円から100円への変化」を、
「10円、円高になった(円の価値がドルとの関係で高まった)」というわけですね。
このように、海外のものを購入する局面では、円高は歓迎すべきことです。
●輸入品が割安になります。
つぎに、日本の製品・商品を輸出している会社はどうでしょう。
今、2万ドルで自動車を輸出している会社があるとすると、
去年の為替相場が1ドル=110円だったら、自動車を海外に販売し、
2万ドルを受け取って、それを銀行で円に両替してもらう、
という手順を踏むことになります。
すると、銀行で2万ドルを@110円のレートで円に換えてくれると
するならば、2万ドル×110円=220万円の売上がたちます。
しかし、今年に入って、1ドル100円に相場が変動したとすると、
ドルが相対的に弱くなっていますので、売上代金をドルでもらうのは、
去年よりも不利な状況になります。
つまり、自動車を海外に販売し、2万ドルを受け取ってそれを銀行で円転すると、
2万ドル×100円=200万円と、なんと20万円もの値引き販売を
強いられて事と同じ現象が起こってしまいます。
トヨタなどの超大手企業になると、為替が1円動いただけで、
100億円規模の損益の影響があると考えられますので、海外取引きが
大きい会社ほど、為替相場の動きは、経営かく乱要因として、
無視できなくなるわけですね。
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