政治資金規正法の光と影!? その1
松岡農水大臣が2007年5月28日に自殺により亡くなってから、やがて1年が過ぎようとしています。
現職の国務大臣の自殺は現行憲法下では初めてのことでしたから、日本中に大きな衝撃を与えました。
自殺の理由はもちろん闇の中ですが、当時彼の政治団体の収支の中で、事務所費や光熱水費に不明瞭な支出があり、それを国会で追及されていたので、それを苦にしての自殺ではないかといわれました。
松岡大臣が自殺をした後、赤城氏が農水大臣に就任しました。あの「バンソウコウ王子」ですね。
彼も、自身の政治団体の収支の中の事務所費に不明瞭な支出があり、例のバンソウコウとあいまって農水大臣を辞任するはめになりました。
その後、参議院議員選挙の自民党大敗や今回の暫定税率の問題などで、この事務所費の問題は国民の関心から忘れ去られたような感があります。
しかしこの問題は非常に重要な問題ですので、風化させないためにもあえて今回から3週連続企画で取り上げてみました。
政治家は選挙で当選しないことには政治家になれません。
そして選挙にはお金がかかります。どれくらいかかるかというと・・・
中田横浜市長は衆議院議員時代に、第42回衆議院議員選挙(2000年6月25日)に当選するために3,002万5,000円の選挙費用がかかったとのことです。
彼はこの選挙を600人のボランティアとともに戦ったので、その人件費も換算すると、衆議院議員になるためには5,000万円以上のお金が必要なんですね。
(このデータは中田市長のHP:http://www.nakada.net/syutyo/syutyo11.htm を参考にしました。中田市長、選挙費用を公開いただきありがとうございました。)
どうも一般的には国政選挙で最低5,000万円程度、地方議員選挙で最低500万円程度かかるようです。
当選した後も、政治家をしていくためにはお金はかかります。
政策を研究するため、視察をするため、秘書を雇うため・・・
これに対してもらえる給料は、国会議員で年間に約2,400万円。
これ以外に文書交通費として毎月100万円、立法調査費として毎月65万円が支給されるので、年間約4,400万円が国家から支給されています。
議員の資質や実際にやっている仕事の内容からみて、この金額が多いのか少ないのかは大いに悩むところですが、ただ現実に政治家を続けていくためにはお金がかかっているのも事実のようで、国家からの支給分だけでは足りないのです。
そこで、その足りない分は、国民からの寄付でまかなう、ということになるのですが、この寄付についていろいろと規定している法律が「政治資金規正法」というわけなのです。
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