後期高齢者医療制度が始まった!?
75歳以上の人を対象とした後期高齢者医療制度(長寿医療制度)で、
保険料を年金から天引きする特別徴収が4月15日に始まりました。
ところでこの後期高齢者医療制度ってどんな制度なんでしょうか。
今回はその仕組みを見ていきましょう。
後期高齢者医療制度とは、75歳以上の高齢者等を対象とする、他の健康保険とは
独立した医療保険制度で、2008年4月1日から始まりました。
これまで、高齢者の医療については、老人保健法による老人医療制度として
実施されてきました。
老人医療制度は、国、都道府県、市町村や健康保険等
(政府管掌保険、共済組合、健康保険組合、国民健康保険等)の負担によって
運営されていました。
簡単に言うと、これまでは高齢者の人はすべて国民健康保険などのメンバーとして
老人医療を受けていた、ということなのです。
(だからこれまでは、国民健康保険などの被保険者証と老人医療受給者証の
2枚の保険証がありました。)
ところが高齢化の進展等によって、国民健康保険等の財政負担が重くなってきたので、
切り離して別個の制度にしよう!ということで、
今回の後期高齢者医療制度が創られた、というわけなのです。
この後期高齢者医療制度、支払う保険料はこれまでの国民健康保険と
比べると平均的には安くなり、医療機関に支払う窓口負担はこれまでどおり
1割負担なので、新たに負担を強いるものではないと厚生労働省は主張していますが
実態はというと・・・
これまでの老人医療では、家族に扶養されていた人は保険料を支払う必要が
なかったのですが、これからは別個の医療保険制度に移行するので、
新たな保険料負担が発生するのです。
このように新たな負担の発生する可能性のある後期高齢者医療制度の保険料は、
年金からの天引きによって徴収されます。
消えた年金問題が解決されていないのに、新たに負担が発生するというこの制度、
これからの選挙で一番の争点になっていくのではないでしょうか。
私たちにとって本当に目の離せない制度なのです。
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