原料・燃料価格の高騰が、業績を圧迫する
企業の業績をチェックするには、損益計算書(Profit & Loss statement;P/L)
を見る必要がありますね。
損益計算書は、上から順に、
売上高
- 売上原価
- 販売費及び一般管理費
+(営業外収益-営業外費用)
+(特別利益-特別損失)
- 法人税等
――――――――――――――
当期純利益
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のように表示され、最後に残った金額が、会社が一年(または一ヵ月、三ヵ月、半年)
で稼いだ最終利益(当期純利益)となりますね。
ここで、業種の特性を考えないならば、売上高を100として、おおむね、
次のような数字の比率がスタンダードになるとご理解いただければいいでしょう。
100 売上高
- 70 売上原価(材料費+労務費+経費)
―――
( 30)売上総利益(※1)
- 25 販売費及び一般管理費
―――
( 5)営業利益 (※2)
+ 0 (営業外収益-営業外費用)
―――
( 5)経常利益 (※3)
+ 0 (特別利益-特別損失)
―――
( 5)税引き前当期純利益(※4)
- 2 法人税等
――――――――――――――
3 当期純利益(※5)…配当の財源になる!
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なお、昨今の資源高などで、製造業におけるコストがあがってきている、
とよく言われますが、それは、上記で言うところの「売上原価70」の要素に
影響する場面なのです。
製造業では、売上原価の中身を、工場でかかる次の3つから構成されると考えます。
「材料費」「労務費」「その他の経費」
労務費は、人件費のことですね。
したがって、一般に、コスト管理をする場合には、これら原価の3要素のどれが、
現在最も利益を圧迫する要因になっており、どこが金額が多額で、最初に削減すべき
ポイントなのかを、しっかりと確認して原価管理しなければなりません。
なお、日経新聞2008年4月12日1面では、2008年3月の決算につき、原料または
燃料の高騰で、王子製紙では経常利益が4割減少し、旭化成では増益を
見込んでいたが横ばいにとどまる、という見通しが報じられています。
ほかにも、製紙大手、化学大手や他の業種にも、売上原価の重要な要素となる
原料費の価格上昇が、売上総利益以下を圧迫する可能性が指摘されています。
今後、売上原価の上昇幅に、注目してみてください。
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